大阪府茨木市の戸建住宅にデザインした木製無垢カウンタートップを採用したオーダーキッチンです。
外周を茶系のモザイクタイルで覆い、扉はシナベニヤ合板でまとめています。
床は無垢の杉板フローリング、梁は構造材の吉野杉を露出するという、木材を見せるインテリアイメージに合わせたシステムキッチンには無いキッチンに仕上がっていますが、カウンタートップに木製の無垢天板を採用したところがこのオーダーキッチンの一番の特徴です。
無垢材のカウンタートップについては「意外っ!」と思われるかもしれませんが、メンテナンスもそれほどたいへんではありません。
木製無垢カウンターのオーダーキッチン

キッチンとレンジフードの外周はモザイクタイルで覆っています。

キッチン内側の扉とレンジフードの面材はシナベニヤ合板にOSCL仕上げとしています。

木製無垢カウンターは南洋材のブビンガを研磨して使いました。

よりオープンな対面キッチンとするために、IHコンロ廻には壁を建てず耐熱ガラスによるパーティションとしました。
木製無垢カウンターの魅力
何といってもその圧倒的な存在感です。
ワークトップに無垢カウンターを採用したキッチンは、大きなまな板をキッチンにのせているようです。樹種やその個体によって色や木目は唯一無二で、一期一会のオリジナルオーダーキッチンとなります。
また、時間と共に風合いが増してくるのも無垢カウンターの魅力です。
使い込むしたがってキズが付いてくるのも味わいとなって日常の風景に溶け込んでいってくれます。
樹種ごとに経年変化は異なるので、それぞれの特徴を知った上で選びたいところです。
経年変化も含めて、新建材のキッチンでは味わえない魅力を楽しんでください。
木製無垢カウンターの仕上とメンテナンス
無垢カウンターの仕上げには大きく分けて、オイル塗装とウレタン塗装があります。
オイル塗装
オイル塗装は浸透性のオイルを木材の表面に塗布した仕上げです。木材の質感をより活かした仕上が可能ですが、日常の拭き掃除等でとれてきたオイルを、定期的にオイルを塗ることで再生させてあげる必要があります。
定期的にオイルを塗ると言っても、キッチンのワークトップ程度の広さですから、そうたいへんな作業ではありません。艶がなくなってきたなと思ったら、蜜蝋やエゴマ等の口に入れても安心な自然素材のオイルを塗ってください。
多少の手間はかかりますが、日々の仕様で付く細かい傷も含めて、無垢材の経年変化をより楽しめるのがオイル塗装です。
ウレタン塗装
ウレタン塗装は木材の表面をウレタン樹脂でコーティングしてしまう為、オイル塗装よりも強度はあります。日々のお手入れも水拭きしていればいいです。
しかし塗装がはがれてしまった場合は自分では補修できません。
剥がれた塗装の補修は専門の業者さんに依頼するしかありません。
その他のオーダーキッチンの製作事例

カウンタートップには木製無垢材を採用しています。大きなまな板のような木税無垢カウンターをお楽しみください。

大阪のマンションリノベーションで、造作家具工房がお届けしました。

家具もキッチンとあわせた突き板で仕上げて統一感を出しています。

デッドスペースの収納にもこだわっています。
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