兵庫県明石市の飲食店のデシャップカウンターです。
この店舗にはいくつか造作家具を製作させていただいたのですが、ここでは周辺の飾り棚や厨房側のレジカウンターも含めたデシャップカウンター廻りの様子をお伝えします。
こちらはまだ店舗工事の施工中である、造作家具設置直後の様子です。
この店舗はクローズドキッチンで、デシャップカウンターを通して厨房と客席が交わるようになっています。
ただ、小さい店舗でオペレーションも状況によれば一人で行うこともあるために、厨房から店内の様子が全く見えないというのもあまりよろしくありません。
そこで立った時の視線の高さで、スリットのような窓を横向きに通しています。
これによってある程度の店内の様子は把握できるようになっています。
こちらは入り口入ってすぐの飾り棚です。
ちょうどコロナの時期に作った店舗なので、消毒スペースが必要だととらえていました。
飾り棚の一部を消毒スペースとして利用することで、将来的な変化にも柔軟に対応できると考えています。
デシャップカウンターや飾り棚の裏側、厨房側にはレジカウンターを設けています。
もちろん、重飲食店なので厨房床は防水して水を流せるようにしております。そのため、木製造作家具で製作したレジカウンターは厨房の床から20cm浮かせて取り付けています。
床からこれだけ話しておけばよほど乱暴な使い方をしない限り問題ないでしょう。
飲食店にとって、客席と厨房をつなぐデシャップカウンター廻りは、その店舗のオペレーションを考えるうえで非常に大切な場所になります。
よく考えて、理想的な配置を探るとなれば、サイズも仕上げも自由になる造作家具の出番となることが多くなるのもうなずけます。
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