大阪のマンションリノベーション現場に納品したキッチン廻の造作家具です。
スペースに限りがあるマンションリノベーションで、一般的な住宅よりもやや幅の狭い2250mmのシステムキッチン周辺に、カウンターやカートをオーダー家具で製作しています。
キッチンの続きにL型にカート付きのカウンターを設置して、作業台の面積を増やしています。やや幅が狭めのキッチンですが、作業台が狭く感じることはなくなったと思います。
さらにカートを引き出すことでキッチンとカウンターが交わる奥にまで引き出しを設置することができて、デッドスペースの有効活用にもつなげることができました。
冷蔵庫置き場を間に挟んでキッチンと平行にもカウンターを設置しています。
このカウンターはキッチンとリビング・ダイニングを緩やかに仕切る盛付台として利用することを想定しています。
壁のタイルを強調するために、吊戸棚をなくしてすっきり見せている為、収納量を確保するためにカップボード代わりにもキッチンカウンターが有効になります。
リノベーション計画の中でキッチン廻をどうおさめるか?
設計事務所と打合せを重ね、シュミレーションし、どのようにキッチンや内装仕上げと併せていくのか・・・
住宅デザインの中でも重要度の高い部分に、オーダー家具を採用して作り込むには労力がかかりますが、かけた労力の分オリジナルキッチンとして愛着のあるものに仕上がることになるでしょう!
完成写真
薄い茶系の面材のキッチンの廻りに、モルタル柄のメラミン仕上げの造作カウンターを設置
造作カウンターの下にはカートが仕込まれており、その奥にはコーナーのデッドスペースを有効利用する引き出しがつけられています。
盛付台としての仕様を想定したカウンターはキッチンとリビングを緩く仕切ります。
タイルのデザインを優先して吊戸棚をつけていないため、こちらのカウンターがキッチンの収納量をカバーします。
▶図面・イメージ画像
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