大工工事の進捗と造作家具の製作

建具枠の施工 Blog
建具枠の施工

引き続き工事が進んでいる大阪の店舗では、建具枠とマジックミラー枠の取り付けは現場の大工さんにお願いしています。
現場の工程に合わせて施工してくれていました。
今回は建具も造作家具工房で製作しました。枠をメラミンで仕上げるのが苦手な建具屋さんが多いのです。結果的に枠は家具工房で作るのなら建具までということになりました。
これらの枠を取り付けることで、現場ではその周りの仕事をおさめることができるようになるのです。

マジックミラー枠

マジックミラー枠
マジックミラー枠

こちらはアール壁に沿って取り付けるマジックミラー枠です。
アユースの突板に塗装で仕上げています。これは形状確認のために一度組んでみただけで、クロスを貼る為に一度解体、そして再組み立てが必要になります。
マジックミラーを固定するためのガラス押えも用意しているのですが、肝心のマジックミラーは最終日に施工することになっています。
工事中に職人が割ってしまったら困りますからね

隠し扉の枠

隠し扉枠
隠し扉枠

メラミン仕上げの枠材はプラスターボードと面におさめています。
このメラミンは同じ柄の塩ビシート(オルティノ/アイカ)がメーカーから出ています。壁仕上げはそのシートを貼ることで枠が壁に溶け込むようにデザインされています。
もちろん建具は床から天井までいっぱいに仕上げてくるので、上枠は省略した設計です。
最後に取り付ける格子がデザインの核になりますが、現場での施工がとてもややこしいものでもあります。

一般建具の枠

一般建具枠
一般建具枠

三カ所取り付けたのですが、造作建具として既製品の建具との違いをより強調するために、隠し扉と同じく隠し丁番としています。
サイズオーダーだけでなく、その特徴を最大に活かすための工夫です。
大阪から発信するオーダー家具工房のプライドです!



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