オーダーで作る水廻り家具 -洗面カウンター-

造作洗面カウンター Blog
造作洗面カウンター

兵庫県明石市で設計中の戸建住宅で提案した洗面室で、広めにとった洗面・脱衣室をランドリールームとして使う設計になっています。
もちろんこんな広さのL型洗面台なんかは既製品ではないので、オーダー家具での造作を想定しています。

大まかな洗面カウンターのデザイン

造作洗面カウンター
図面

L形に配置されたカウンター左側には手洗器、右側には物干しスペースに収納とそれぞれの用途が設定されています。
特にL型の交点は、収納家具の大きな課題となるデッドスペースを生んでしまうので工夫が必要です。

キッチンを含む、水回りで使う造作家具では、デザインや収納の仕方の他にも、水の処理をよく考えておく必要があります。
このオーダー洗面台では主に洗面器やカウンターを検討事項として、よりディテールを詰めていくことになりました。

洗面器の形状

例えば洗面器。これはカウンターとの関係で、カウンターの下に取り付ける『アンダーカウンター式』、カウンターにかぶせる形で付ける『オーバーカウンター式』、洗面器をカウンターの上に置く『ベッセル式』という三つの形に大別されます。
これについてはまた別の記事で詳しく説明させていただきます。

カウンターの選択肢

カウンター材には、下地材の耐水性能を上げて、工場加工による水返し等の加工を施した『ポストフォームカウンター』といわれるものを使うことが考えられます。
この『ポストフォームカウンター』の断面形状には多くの種類があり、その中から用途に適したものを選ぶことができるのですが、こちらも別の記事で詳しく説明させていただきます。

オーダー家具デザインの進捗

オーダー家具で作る洗面カウンターやキッチンといったものには、水廻り独特の材料を使うことでより満足度の高い家具を造作することが可能になります。
造作家具には適正に応じた作り方があるので、ディテールまでよく打ち合わせをして決めましょう。 ちなみに、この洗面室は建築計画の変更により部屋の形状が大きく変わったので、もう一度練り直しになりました。

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