北向き玄関に光を届ける木製造作階段

木製造作階段 Works
木製造作階段

大阪府茨木市の新築戸建住宅で木製階段と手摺を造作で製作しました。

2階リビングの天窓はハッチになっていて屋上テラスに出られるようになっています。スケルトン階段と踊り場のグレーチングの床を通して、天窓から1階まで光が落ちていく道筋を作りました。

大阪の住宅街にある狭い敷地で道路は北側にあります。アプローチは北側からで、玄関も北向きになっているため、光を取り入れるのが難しくなっています。
そこで、天窓から1階の北向きの玄関まで光を落とす装置として、この造作階段が機能してくれています。

木製階段の製作事例

木製造作階段
木製造作階段
2階リビングから屋上テラスへ続きます。リビングと屋上テラスを一体化して利用することができます。
木製造作階段
木製造作階段
天窓から入る光を、階段を介して1階の玄関まで届けてくれます。
木製造作階段
木製造作階段
2階床にはFRPグレーチングでスケルトン感を増しています。
木製造作階段
木製造作階段
リビングは木を基調としたデザインでまとめています。

造作階段とは

造作階段とは階段の踏み板や蹴込み板、手すりなどの部材から製作して作る完全オリジナルの階段を指します。
造作階段はベースとなる素材を基に鉄骨階段と木製階段に分かれ、階段を支える桁の形状により、ささら桁階段・力桁階段・片持ち階段等の種類があります。


素材の違いから造作階段を考える

鉄骨階段は材料を薄くすることが可能で、見た目にシャープです。スケルトン階段を作るときに軽快なイメージの造作階段となります。
木製階段は床材と同じような素材で造作階段を作ることができ、一体感のあるデザインで空間をまとめることができます。

桁の違いから造作階段を考える

階段を支える桁によっても、造作階段のイメージに影響を与えます。
大きく分ければ、ささら桁階段・力桁階段・片持ち階段等の種類があります。

階段の左右両端に桁を設ける『ささら桁階段』が多くの階段で用いられがちなのですが、これはオープン階段だけでなく、蹴込み板をつける箱(クローズ)階段にも対応しやすくなっているからでしょう。

桁が段板の下にある『力桁階段』や片側だけで支える『片持ち階段』は主にスケルトン階段で、階段自体を特徴的なオブジェのように見せることがしやすくなります。

その他の造作階段製作事例





コメント

タイトルとURLをコピーしました